【子育てCw】NO67 兄弟姉妹喧嘩の重要性 (1)


兄弟姉妹がいれば、喧嘩をしない日はないくらい、毎日なにかでぶつかります。
「なんでこう毎日喧嘩するの?」と言いたくなりますよね。

勿論のことですが、兄弟姉妹のいない家庭ではそれは、ありません。
一見、平和で幸せなことのように思いますが、兄弟姉妹けんかから学ぶことはとても
多いものです。

そこで今回は”兄弟姉妹けんかの重要性” をみてみましょう。
○相手の気持ちを考えるようになる。

自分が取られたり叩かれると、嫌な気持ちになる。毎日繰り返される中で、
少しづつではありますが、「叩いちゃったけど痛かったよな」などと、相手を思いやる
気持ちが芽生えてきます。
○自己主張できるようになる。

喧嘩が繰り返されるたび、自分ばかり叱られていてはたまりません。
自分が悪くない時に怒られたり、また、相手がなんで泣いているかを上手く説明しないといけません。
○少しの我慢ができるようになる。

自分のわがままだけが、毎回通らないことを兄弟げんかから学びます。
「少し我慢すれば、次は自分の番だ」といったように、
後で自分に権利がまわってくることも毎日のやりとりで学びとることができます。

○喧嘩の”加減”をしることができる。

毎日繰り返される喧嘩の中で相手を叩いたり、蹴ったりということも勿論あります。
親としては見ていられない場面も多いですが、繰り返される喧嘩の中で
”どこまではよくて、どこからはダメか”という、加減を覚えます。
○年下、年上を意識する能力がつく。

年齢で区別することはよくありませんが、上下関係があることを学ぶことは社会勉強の一つです。
年上だからできること、年下だからできないことを自然と学びとることができます。
○駆け引きができるようになる。

自分が使いたいものを、兄弟が使っている場合、他の魅力的な物を相手に与えるといったような、行動
がみられます。こうった駆け引きは一見、「なんだかずるいな・・」と思いがちですが、
人間力をつけるためには 必要な能力だったりします。
○社会性が身に付く。

待つこと、我慢すること、加減すること等、兄弟間で学ぶことの多さは計りしれません。
幼稚園や小学校でも学ぶことはできますが、そこには他人だからこその”遠慮”が加わります。
兄弟間にはそれがありませんので、ぶつかることも多いですが身をもって社会性を身に付けられます。
いかがでしたでしょうか?
兄弟姉妹の喧嘩は耳をふさぎたくなることが多いのが現実です。
そんな時は、少し上記のことを振り返って考えてみると気が楽になるかもしれません。


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