【子育てCW】NO43 10か月検診 (1)
10か月の検診の目的は勿論赤ちゃんの成長、心の成長だけではなく、
ママとの関わりあい、ママ自身が疲れたり、悩んだりしていないかもチェック項目の一つです。
赤ちゃんとの生活リズムも少しずつできてきたこの頃に、
ママ自身の疲れや悩みが溜まりやすい時期だといわれています。
では、”10か月検診” の 内容を見ていきましょう。
<主な内容>
○身体測定
身長 体重 頭囲 胸囲 を図ります。
体重を図る際、おしっこをしていない状態ではかります。その場で、新しいオムツにはき替えます。
身長は寝た状態、体重はカゴなどを使い、その中に赤ちゃんを入れて安定した状態で測定されます。
おむつの替えは多め持参するとよいですね。
○触診
いわゆるDrによる内科検診。肺や心臓の聴診をしたり、大泉門(頭部のしまり具合)チェック、足の動き等を
チェックされます。
○パラシュート反応。
体を持ち上げ、急に体を前へ傾けます。
両手で体を支えようとする反射があれば、たっちの準備ができた証拠だといわれています。
○歯のチェック。
このころから、歯が生えてくる赤ちゃんもいますので、生え方や本数をチェックされます。
○ハイハイのチェック。
問診表に ”ハイハイができない”という項目にェックが入っていると、
マットの上をハイハイさせ、様子を観察します。
10か月検診でハイハイが出来ない!といって焦らなくても大丈夫です。
足の動きや 関節の問題がないかを見てくれますので、そこで指示が入らない場合は様子を見て見ましょう。
○つかまり立ちのチェック。
問診表に ”つかまり立ちが出来ができない”という項目にェックが入っていると、
ハイハイする様子をチェックして、足に異常がないかをチェックされます。
こちらも、10か月で出来ない赤ちゃんも多いです。
もしできなくても、ハイハイが出来ていればもうすぐ出来るサイン。焦らないで!
○指先で物をつかむ。
10か月になると、手のひらで掴まず、指先で物をつかめるようになります。
指先まで神経が行きとどいているかをチェックします。
<ワンポイントアドバイス>
●脱いだり着たりが簡単な服装を!
体重を測ったり、Drに触診してもらったりと、脱いだり着たりが多いです。
裸の上に着られる、前がチャックやボタンになっている、”羽織れるもの” があると 便利かも。
●できないことがあっても、焦らないで。
この頃の赤ちゃんは個人差が大きいものです。
みんなが出来ているのに出来ていないと焦りますが、大丈夫です。
それも含めて、Drや保健師の方が診てくれています。
●気になることや聞きたいことは、メモしておくとスムーズです。
普段生活していると、多くの疑問や不安がつきまとう育児。
普段から気になることがあれば、この時にどんどん質問しましょう。
●家庭での様子を観察しておこう。
いつもと違う環境であることに 赤ちゃんも興奮してできないことも多いものです。
お家でできているのに・・ということもよくあります。
保健婦さんに普段できているかどうかを、聞かれることがありますので、
しっかり観察しておきましょう。
いかがでしたか?上記の項目を知っておけば、本番で焦ることも少ないかもしれません。
(各自治体で チェックする項目等は異なることがあります)
では、次は ”1歳半検診”をみてみましょう。