【子育てCW】NO28 躾でやってはいけない パターン 行動編
2歳児の躾は本当に大変です。
⑦ダラダラとしからない。
子供はとても切り替えが早いものです。叱るときは、その時だけにとどめましょう。
また、「昨日もいったよね?」などもと、過去の話を持ち出してくるのもNGです!
⑤怒るのではなく、諭して促す!
ダメ!と怒ってしまうと、癇癪をおこしたり、泣き叫び 子供を興奮させてしまいがちです。
まずは、「○○は よくないことだよね?」と諭してあげてください。
小さい子供ながらに、少しずつ理解していきます。
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感情的に叱るのはダメ
感情的に叱らないためには、一度、深呼吸をして、気持ちを落ち着けてから叱るといいでしょう。感情的に叱ってばかりいると、情緒不安定な子どもになる場合もあります。
■子どもの言い分を聞かずに、叱るのはダメ
例えば兄弟喧嘩では、喧嘩の理由も聞かずに、上の子どもを叱ってしまう親も多いのではないでしょうか。これに限らず、子どもの話を聞かずに、頭ごなしに叱ってはいけません。まず、冷静に子どもの話を聞いてあげましょう。
■くどくどといつまでも叱り続けてはダメ
くどくどといつまでも叱り続けていると、かえって親の意図が伝わりません。親の伝えたい内容は心に残らず、怒られているという印象だけが強く残ってしまいます。
■自分の都合で叱ってはダメ
疲れているからといって、八つ当りで叱ってしまうことはありませんか。 後でお母さんが後悔するだけです。
■両親が一緒になって叱るのはダメ
両親が一緒に叱ってしまうと、子どもの逃げ場がなくなってしまいます。一方が叱れば、一方がフォローするという形が理想的です。我が家の場合は、決めごとにしたわけでもありませんが、主に上の娘を叱るのは私で、夫はフォローにまわります。そして、下の息子を叱るのは主に夫で、私がフォローするという役回りです。だからといって、子どもたちは片方の親と仲が悪いわけでもありません。
■誰かと比べて叱ってはダメ
「○○ちゃんは上手なのに」、「お姉ちゃんはもっと早くできていたのに」と、誰かと比較してはいけません。ひがみやすい子どもになってしまいます。また、いつも同じ子どもと比較していると、その子どものことが嫌いになってしまう場合もあるので気をつけましょう。それは兄弟間でも言えることです。
■昨日と今日で言うことを変えてはダメ
一貫性を持って叱らないと、子どもは親に不信感を抱きます。また、父親と母親もしつけに関して話し合い、統一性を持たせましょう。人によって言うことが違うと、子どもは迷ってしまいます。
■全人格を否定する言葉や子どもを突き放す言葉は、使ってはダメ
「生まれてこなければよかったのに」など全人格を否定する言葉や、「もう、知らない! 勝手にしなさい」、「出て行きなさい」など、子どもを突き放す言葉は子どもの心に深い傷となって残るので、絶対に使ってはいけません。
■昔のことまで引っ張り出して叱るのはダメ
子どもを叱っていると、そのことに関連した過去の過ちも思い出し、つい昔のことまで叱ってしまうことはありませんか。終わってしまったことを言っても意味が無い上に、子どもが嫌な思いをするだけです。
■愛情のない体罰はダメ
体罰を与えることによって、親の意図が伝わりにくいだけでなく、子どもの心に深い傷を残します。さらに、その恐怖から嘘や隠し事などで自分を守ろうとしたり、また、友達にも乱暴になる場合もあります。
2歳児は手がつけられないほど反抗的になりやすい時期でもありますが、一方で生活スキルを身につけていかなければならない頃でもあります。叱りたい事もたくさん出てくるでしょう。
しかし、生活スキルを身につけてもらうには、叱り方、教え方に注意しなければなりません。では、反抗的な2歳児には、どんな方法で生活に必要なスキルを教えてあげればよいのでしょう。
こんな叱り方は要注意!
まず、叱り方について考えていきましょう。叱り方にはいろいろな方法があります。大声で怒鳴る叱り方もあれば、厳粛なムードで低い声で静かに叱る方法もあるでしょう。
どう叱るかは、ケースバイケースで調節していくものですが、2歳児を叱る時は方法を間違えると、その子の性格に影響を与えてしまう危険もあります。そこで、次の3つのポイントに注意して叱るようにしてみましょう。
まず、大人の都合で叱ってはいけないという事です。感情的に叱ってしまったり、昨日は叱らなかった事を今日は叱るといった、大人の都合で叱る事は子供を混乱させるだけでなく、人の顔色を見て生活する情緒不安定な子になりかねません。
また、子供の話を聞かずに一方的に叱る、あるいは誰かと比較してその子の人格を否定するような叱り方も決してしてはいけません。これでは、叱られた内容について考えるのではなく、「自分は愛されていない」と傷ついてしまいます。
そして、ママとパパが一緒になって叱るのも避けましょう。これでは子供は逃げ場がなくなり、追いつめられてしまいます。もちろん、命の危険が及ぶような事をして叱るのであれば、2人一緒に叱り、心配した気持ちを伝えるのは必要です。
しかし、ちょっとした失敗やいたずらであれば、叱る人と反省した気持ちを受け止めてあげる人とに分かれて、子供の気持ちに逃げ場を用意してあげる事が大切です。
子供に生活スキルを教えてあげたり、しつけを行っていく上で、叱る場面はたくさん出てきます。3つのポイントを意識しながら、伝えたい事がきちんと伝わる叱り方を考えていきましょう。
生活スキルを教える時は叱らない!
洋服を着替えたりご飯を食べたり、手洗いやうがいをしたりと、生活していく上で必要になる生活スキルを教える時は、決して叱らないようにしましょう。初めから上手にできなくて当たり前です。
しかし、「なぜ自分でズボンがはけないの?」、「どうしてこぼしちゃうの?」などと、できない事を責めるように叱るのは、その子のやる気を損ねるだけでなく、これから当たり前のようにしていく生活スキルが、「苦痛な事」として認識されてしまいます。
忙しい朝に、モタモタと洋服を着ている様子を見守るのは、ママやパパにとっては大変なストレスになり、ついつい声を荒げて叱ってしまいがちです。
もし、見ていてイライラしてきたのであれば、そういう時は手助けしてあげ、「明日はもっと1人でできるようになろうね。今日もよく頑張ったね」と応援しつつ、今日の頑張りを褒めて締めくくりましょう。