【子育てls】No.47 吃音 幼児


【タイトル】
幼児の吃音は「気にしない」が特効薬

【導入部分】
「あ、あ、あれね」・・・聞いた事がありませんか?このような子供の発言を聞いて、気に掛けない親など居ないでしょう。
たまたまその時だけならともかく、これが続く場合・・・吃音症かもしれません。
今回は幼児の吃音の知識を正しく知り、その後の対応に生かしましょう。

【本文】
・成長の一環である可能性が高い
非常に目立つ症状の為、少しでも吃音と思える症状が現れれば、何かしらの異変だと感じてしまうのは致し方ありません。
しかし幼児の吃音に関しては、そもそもこの年齢自体言葉が辿々しい事もあり、「吃音症」という疾患ではなくあくまで成長の一環と考えるのが自然なのです。
後述しますが、それを気にし過ぎるあまり、悪化する可能性もあるので気を付けるべきでしょう。

・多くは成長につれて消失する
成長の一環と言い切るには理由があります。それは、成長と共にその多くの吃音は消失するからです。
吃音症状が現れた幼児を、特に何も処置せずにそのまま育てたところで、成人になっても吃音となる可能性は15%程度です。もし何かしらの処置をした場合、その確率はさらに下がるのです。
よって、「適切な処置」をする事で消失する幼児の吃音は、あくまで成長過程におけるエラーと判断出来るのです。

・「あなた次第」
そしてこの吃音、あなた次第でどうとでも転ぶ事を知っておかなければなりません。
吃音は目立つ症状であり、親の多くはそれを改善しようと試みます。しかし、それを行う事で改善が大きく遅れ、成長段階のかなり後になってようやく改善・・・となる事もあるのです。
これは、親が「気にし過ぎ」が原因となります。親が子供の吃音を改善しようと口うるさく言ったり、言い直しをさせたりする事で、子供は逆に萎縮する事になり改善が大きく遅れてしまうのです。
よって、子供に吃音症状が現れても「ふーん」程度に流すのが最高の処方箋となります。ただ、あまり症状がひどければ医療機関に相談し、適切な処置を受けましょう。

【結び】
幼児の言葉の覚え方はそれぞれです。たまたま「吃音」という手段を選んだだけであり、親がその「覚え方」を否定するのは子供を否定するのと同じ事なのです。


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