【子育てls】No.43 育児 疲れ 夫


【タイトル】
夫への安易な要求は疲れを招く?「お互い様」の心を持つ育児

【導入部分】
幼い子供を育てるという難しさは、例外なく疲れる要素だと言えます。よって時に夫への協力を仰ぎ、少しくらい自分も休もうと思うのは、むしろ夫に育児の大変さや子供と接する機会を与えるという意味で、非常に良い事だと思います。
ですが、安易に夫へ育児の協力を仰ぐ事により、様々な問題点も現れる事を知りましょう。今回は、そのようなケースにおける問題点を挙げさせていただきます。

【本文】
・夫には仕事という本職がある
夫が自宅に居る場合、多くの妻は夫に育児や家事の手伝いを要求します。大抵は「家に居る時くらい」がお決まりの文句でしょう。
しかしよく考えて下さい。夫が「家に居ない時」に何をしているのか分かっている筈です。夫は「仕事を終え」自宅に帰って来ているのです。
それを無視し、いたずらに夫に育児や家事の要求をするという事は、夫の休息時間を削るという事実を知っておきましょう。

・一時的に「母離れ」をする可能性も
自分が疲れたから夫へ協力・・・別にそこは構いません。しかし、それにより一時的に子供が母離れをする可能性があるのです。
協力的な夫に面倒な育児を投げ、自分はゆっくりと・・・この姿を子供が見たら何を思うのでしょう?おそらく、「パパの方が遊んでくれる」「ママは相手にしてくれない」という構図になってしまい、子供が夫に懐く事になります。
それだけなら良い事なのですが、では「夫が居ない時」にどのような状況になるか・・・きっと、「パパは!?」とあなたに問いかけ続け、泣き叫び、困らせる事でしょう。

・「休日」の考え方
よくある「休みの日くらい子供と・・・」です。「育児に休日はない」を大義名分にし、夫にもそれを強要するのは「駄目な妻、母親」の典型です。
たしかに幼子を持つ母に休日はありません。しかし夫が育児を協力する事で、妻であるあなたの疲れが確実に目減りしているのは事実です。
ですが一方、夫は確実に疲れが蓄積します。当然です。夫の場合は休日が無いどころか「休日に疲れを上乗せしている」のですから。
家事や育児の面で夫はあなたを助けられますが、仕事の面で「あなたは夫を助けられない」現実に気付かなければならないのです。

【結び】
安易な夫への協力は、いずれ夫が疲れる要因となります。夫も「仕事」という掛け替えのない役割を持っている事を認識し、「お互い様」の心を持つ事が家庭円満、夫婦円満が達成出来るのです。


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