【子育てls】No.28 乳児 躾


【タイトル】
まだ意志疎通が出来ない乳児の躾の考え方

【導入部分】
躾は基本どの年齢層にも必要なものですが、意志疎通が出来るか微妙なラインの乳児については、なかなか困難なものとなります。
出来ればこの時期から躾をしっかりして行きたいと思いますが、どうしても上手くいかない・・・よって今回は、その微妙なラインに居る乳児の躾の考え方について述べさせていただきます。

【本文】
・「躾」というと語弊がある
言葉としての「躾」は、茶碗の持ち方やテーブルマナー等の印象が拭えず、乳児に対する躾というと語弊があります。
乳児に対する躾というのは通念の躾とは違い、躾に加えて「甘えさせる」という要素が組み込まれるのです。たしかに、茶碗の持ち方も躾の一環として必要です。ですが、通念の躾を行うだけでなく、後でたっぷり甘えさせる事でその躾の効果が飛躍的に向上するのです。

・今は親の愛を知る期間である認識
前述に「甘えさせる」とありましたが、これは乳児期に関しては躾だけでなく、しっかりと親の愛を知らせるという認識となります。
通念の躾だけを行うだけでは、いくらあなたが愛情を以て躾を行っていても、それは乳児である子供に全く伝わらないからです。
愛情が伝わらなければ、その躾に意味はありません。その行動に際して萎縮をしてしまい、その行動を取ろうとしなくなってしまいます。

・「怒る」は悪影響しか与えない
よく躾で怒る方が居ますが、乳児期に関しては逆効果どころか非常に大きな悪影響を及ぼします。
いつまでも同じ事を繰り返す、躾の通りに出来ない子供に対し、あなたはイライラを覚えつい怒りを発してしまう事でしょう。
しかしそれを一度でも行ったら、子供はその行動を取らない、回避するどころか、あなたの「躾」そのものを忌避しようと考えるようになるのです。
その後のフォローで幾ばくかは解消出来ますが、それでも少なからず悪影響を与える事は間違いありません。躾で怒るのは、百害あって一利無しなのです。

【結び】
乳児の躾は、躾が1割甘やかすのが9割くらいで良いのです。年齢を重ねるにつれて、その比率を変えていきましょう。


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