【子育てCW】NO23 子育て 発達障害<前編>


うちの子なんだか他のこと違う・・。
しかし、それは ”育てにくい子” なのか、それとも ”発達障害” と呼ばれるものか。
はたして、病院に行くべきか、それとも行かないべきか。
子育てをしている親なら、一度は悩んだことがあるのではないでしょうか?

今回は発達障害を正しく理解して、少しでも楽しく子育てできるポイントをまとめてみました。
○発達障害とは?

発達障害は大きく3つに分け割ることができます。

●(高機能)広汎性発達障害。
自閉症、アスペルガー症候群もこの部類に含まれます。
同じ行動をとったり、こだわりが強い、対人関係能力に障害があるといわれています。

●学習障害(LD)
知的発達の遅れはなく、読み書き、計算する、話を聞く 等、
学習面で障害がでます。

●注意欠陥・多動性障害(ADHD)
集中力、注意力が散漫。じっとしていられないのが特徴です。
考えるよりも先に体が動いてしまい、衝動的な部分も大きいです。

○脳機能の発達が関係する、生まれつきの障害です。

とても大切なこと。それは、家庭環境や親の躾、本人の努力不足からくるものではないということです。
発達障害はきちんとした知識を身につけることが大切です。
○いつ頃わかるものなの?

自閉症の場合ですと、3歳までに何らかの症状がみられるといわれています。
”言葉の遅れ” コミュニケーション障害” ”対人関係・社会性の障害” パターン化した行動・こだわり”
などの特徴があります。

多くの場合、集団生活に入ってからつまり、幼稚園・保育園で指摘されることが多いでしょう。
症状が軽度の場合は、小学生になってから指摘されることもあります。

●乳児期にでもわかる行動とは?

代表的なものとしては、”指さしをしない”、 ”視線が合わない”、”抱っこしにくい” ”言葉の発達が遅い”。
また、偏食が激しく、決まったものしか食べないといった行動もみられます。

○多かれ少なかれ、子供なら当てはまることも多い。

発達障害という項目を調べてみても、当てはまる項目は子供なら、1つや2つあるものです。
あまりにも、不安な場合は専門知識のある先生や医療機関へ相談してみましょう。
<後編>では、発達障害と診断されたら?をテーマにポイントをまとめてみました。

 

<後編>

自分の子供が、”発達障害”だと診断されて、動揺するパパやママが
ほとんどなのでは ないでしょうか?

「なんで?うちの子が?」「この先・・どうやってやっていこう・・」と思ってしまうものです。
初めの一歩として、まず発達障害を正しく理解し、
考え方や、今までの接し方を少し変えてみるのはどうでしょう?

今回は、心が楽になる いくつかのポイントを まとめてみました。

○発達障害と診断されてたら?

①落ち込む自分を否定しないで!

「自分の子供のことなのに・・落ち込むなんで・・」 と自分を責めないでください。
落ち込んでいいんです。 落ち込むことは、何も悪くありません。
最初から、ポジティブに考えられる人はいませんから。
②自分の子供の性格が、色濃く出ている。

”障害”という言葉に敏感になりがちですが、個性が色濃くでているんだと、思ってみましょう。
良いところを見つけてあげ、困っている原因を探し、そのことを手助けしてあげる。
それで、大丈夫なんです。
③”普通”という言葉でくくらない。

なんとか普通にできるようにさせなければ・・。と思いがちです。
しかし、”普通” という言葉は、子供は勿論、ママ自身も追い込んでしまいがち。
子育てが辛く楽しいものとは思えなくなってしまいます。

④出来ないこと押しつけず、出来ることを褒めてあげましょう。

みんなができるけれど、自分の子供ができないこと。あると思います。
でも、その代わりに他の人より出来ることもあるはずです。
そこを、伸ばしてあげましょう。

⑤長い目で見守る。

発達障害のある子の成長というものは、1段1段、階段を上がるように少しずつ進むことが多いです。
時には、踏み外すこともあるでしょう。
じれったい部分もありますが、長い目で見守ってみましょう。

⑥無理やりやらせようとしない。

こうしようと思っていても、できない。それをむりくりやらせようとすると、子供が疲れてしまいます。
子供自身が苦しいのです。そのことを理解し、その子のペースによりそってあげれるといいですね。

⑦困った時は、ためらわず相談機関へ連絡を。

どうしても、他のママ達に相談したりできなこと、理解してもらえないこと、沢山あると思います。
そんな時は、一人で悩まないでください。
市の発達障害センターへ相談へ相談してもいいですし、もし、抵抗があるならば、
子育ての悩み相談窓口へ電話してみてください。
きっと、手がかりが見つかるはです。
まずは、パパやママが笑顔でいること。泣いたり怒ったりしている姿を見ている子供達は、
「自分がいなければ・・」「なんでこんなに悲しんでいるの?僕が悪い子だから?」と、
自分を責めがちになってしまいます。
そのためにも、まずは、発達障害を正しく理解することです。

正しく理解して、笑顔で楽しい子育てにつながるといいですね。


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