【子育てls】No.22 子どもの叱り方
【タイトル】
大人とは全く違う?先を見据えた子どもの叱り方
【導入部分】
簡単なようで難しい子供の叱り方。大人が会社で上司に怒られたり、友人同士で注意し合ったりするのとは訳が違います。
子供の心は大胆且つ繊細さを併せ持ち、叱り方如何でどのような性格、性状、考え方となるのかが概ね決定付けられてしまうのです。それにより、極めて慎重に叱り方を考えていかなければなりません。
今回は、そのような難しい子どもの叱り方の注意点をお伝えします。
【本文】
・「くどくど」言うのは子供が理解出来ない
よくあるシーンで、母親が子供にぶつぶつと文句を言っているものがありますが、こういう叱り方は子供自身があまり・・・いや「全く」理解出来ずに終わってしまいます。
要するに子供は、結局のところあなたが何を言いたいのが分からないのです。くどくど言えば、その分話す事は長くなります。子供の脳では長い話を整理出来ず、要点を理解する事が出来ないのです。
よって、簡潔に明快に分かりやすく叱る必要があります。
・時には「厳しく」叱り付ける
これは、厳しく叱り付ける事で「自分より大きな力がある」という事を認識させられる為に非常に重要となります。
子供は、自分自身が最も大きい力であると認識すると、周囲の意見も耳に入らず唯我独尊に成長してしまいます。こうなると手が付けられず、周囲を傷つける可能性もあるのです。
昨今は「厳しく叱り付けると萎縮する」「怒らず優しく諭すのが重要」という意見が多いのですが、これはとんでもない誤りです。
・事後のフォローは「必ず行う」
子供の叱り方の中において、最も重要な部分となります。叱り付けた後にフォローする事で、あなたの愛情を伝える事が出来るのです。
これをしない場合、子供の繊細な心は傷付いたままであり「あなたに嫌われた」等の負の感情を抱く事になります。叱られる事にひどく怯え、「良い子を演じる」きっかけとなってしまうのです。
叱られてもあなたの愛情を知り、何故叱られたのか、何が悪かったのかを子供自身が知る事で、本当の意味での反省となるのです。
【結び】
全ての項目を一言で済ますと、「普段は優しく時に厳しく、簡潔に叱り、後でフォローをする」となります。たったこれだけなのです。