子供に教える正しい食事 の躾(しつけ)


” 食べること “は、子供たちが一番最初に経験する大きなイベントの1つです。
しかし、子供にとってはこの ”食事をとる” ということには多くのマナーが潜んでいます。
また、動きたい盛りの子供にとっては、じっとしている時間が長いのも大きな”我慢” となります。

そこで、今日は ”食事にまつわる子供のしつけ”について考えてみましょう。

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○食しつけは、月齢によって異なります

①6か月頃。

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まず、6か月を過ぎたころ、赤ちゃんは初めての”離乳食”経験します。
あかちゃんにとって、ミルクやおっぱい以外の固形物や液体を飲み込む初めての体験です。
この頃は、まず、食事を”食べる”という行動を見守りましょう。

②7ヵ月~1歳頃。

そろそろ手に食べ物を持って、口へ物を運ぶという行動ができるようになります。
このころには、ご飯を食べるときには「いただきます」「ごちそうさま」をできるよう
習慣つけましょう。 まだ、話せる年齢ではないので、ママが手を添えて、
「ご飯の前は、いただきますだね」などと、声をかけて繰り返し教えてあげましょう。

③1歳~1歳半頃。

 

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食事のリズムもできてきて、動きも活発になる為、食事中に遊びだしたりします。
スプーンを投げたり、食器を叩いたり・・。しかし、これはすべて物への興味を現れで、
成長過程の一つ。叱るのではなく、「これは食べるものだよ~。よくないね」などと、
語りかけて、しつけへと導きましょう。

④2歳頃。

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このころになると、しっかりと食事がとれるようになります。しかし、それと同時に
好きなものは食べ、嫌いなものは投げ捨てるなど、いわゆる「食べムラ」が出てきます。
好き嫌いはよくないということを諭し、食べずに遊びだしたら、すぐに食事を片づけてしまいましょう。

●食事の時間になっても食べようとしない。そんな時、お菓子を沢山食べていませんか?

”空腹こそが最大のおかず”。食事の前はお腹を減らすよう、ママも意識してみましょう。

●好き嫌いがある場合は、「食べなきゃダメ!」

食べなきゃダメ!と叱って無理に食べさせるのではなく、促すことがいいかもしれません。
「これを食べると、もっと大きくなれるよ!」など、ポジティブな言葉がお勧め。

⑤3歳~5歳頃。

 

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●3歳になると、自由に歩け意思もでて、しっかりとしてきます。
その分、歩きまわってたべなかったり、うまく理由をつけたりします。
このころには、物事のよし悪しが理解できている月齢ですので、マナーの悪いことは
繰り返し、注意しましょう。

●「食べ物をのこすのであれば、お菓子はあげれないよ」と、少し駆け引きをしてみるといいかもしれません。
”食事が基本で、お菓子はおまけ” ということを理解させれるといいですね。

●食事中に立ち歩いてしまう時は、行儀が悪いことだと諭しましょう。
それでも、ダメな場合は、食事を下げてしまうくらいでも大丈夫でしょう。

●このころは、手先も器用になり、調理道具なんかもうまく使いこなせます。
一緒に料理を手伝ってもらって、自分でつくることにより、新しい食材を食べようと
チャレンジしたりするのもこの時期。この、機会を上手く利用して、好き嫌いを減らせることもあります。

⑥学童期頃。(小学入学前後)

 

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●自分のことはある程度自分でできる年齢です。また、時間の概念も備わってきますので、
「今、お菓子を食べると後でごはんがたべれないよ」など、時間と食事の関係をしつけることも
大切です。

●食事の基礎が完成されるのが、学童期といわれています。この頃の好き嫌いへのしつけには、
しかっりと、”なぜ食べることが大切なのか”、”食べないと体や脳はどうなるのか” 等、
勉強の意味も込めて しつけるのも効果的でしょう。

●この学童期の子供たちは、食事そのものはイヤではないが、
食事の時の雰囲気が苦手で、お箸が進まないという子多いようです。
楽しい食事時間になるよう、家族みんなで心がけましょう。

●食事をいただけることへの、感謝を伝えてみるものいいでしょう。
その為に、一緒に野菜を栽培してみて、食べるまでの工程はとても長いことを体験させてみても
いいかもしれませんね。

食事のマナーというものは、その人の品格を表すといわれています。
また、幼少期に身についてしまった食事のマナーは大人になってから
なかなか直せないものです。
それぞれの月齢にあった、食事のしつけで、将来自分の子供が困らない手助けができるといいですね。


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