子供をたたいてしまう時
子育てというものは、かけがえのない喜びがあります。
しかし、その一方で、イライラすることも多いのも事実です。
つい、かっとなって子供を叩いてしまったり怒鳴ってしまうことありませんか?
しかし、その後はひどく後悔し深く反省する人がほとんどのはずです。
そこで今回は 子供を叩いてしまうメカニズムと、叩かない為のポイントをまとめてみました。
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●絶対やってはいけないと思っているのに、どうして叩いてしまうのか?
①衝動的に叩いてしまう
だめだとわかっていても叩いてしまう、これは人間の機能の一種です。
頭ではわかっていても先に手がでてしまう”反射”という行動です。
②自分自身がイライラしている時。
同じことを毎日注意をしても、聞く耳をもたない。そすると、段々イライラしてくるものです。
そうすることで、ため息が増え、そしてつかれて疲労が溜まりやすくなります。
③言葉で説明しても、いうことをきかない。
レストラン等で騒がないよう注意しても聞かない。そのことで、周りの人に
迷惑がかかるときなど。
④兄弟姉妹、お友達に叩いた時。
叩かれた人はどんな気持ちになり、どんなに痛いのかを身をもってわからせようとするとき。
●叩くことで、子供への影響は??
①叩いて育ててしまうと、暴力を覚えてしまう。
親が叩いて問題を解決させようとすると、子供も同じことをしがちです。
子供は大人に比べて、弱いものです。そのため、叩かれた子供は、自分より弱いものへ
叩いたり、暴力をふるうことが多いようです。
②人に甘えることができず、自分の殻に閉じこもり、だれも信じられなくなる。
何かを言うと、パパやママに叩かれる!とう経験を繰り返していくたび、子供は
かたくなに心を閉ざしていきます。
③親になにも話さなくなる。
幼少期に叩かられた経験は、記憶の片隅にのこっているもの。自分が、何かをしたり、
何かを言うと怒られる。だったた何も話さない・・と思いがちです。
●叩かない為のポイント
①相手は子供。感情的にならない。
そう、子供なんです。大人と違って毎日失敗や経験を積み重ね覚えていくのです。
今は、成長過程なんだと割り切り、感情的にならないことが大切です。
②深呼吸をする。
怒ったり興奮している時は、人間というのは呼吸が浅いものです。
とてもシンプルな方法ですが、案外効果はあるはずです。
③その場から一旦逃げる。
親も人間です。怒りを抑え込むことができる人と、そうでない人がいます。
もし、自分がどうしても叩きそうになったら、一度子供のいない場所(例えばトイレやお風呂場)へ行くことを
お勧めします。 そこで、わずかでも、一旦冷静さを取り戻すことができるはずです。
●わかっていても、それでもとっさに手を挙げてしまったとしても、叩いた理由はいりません!とにかく謝り、抱きしめる。
叩いてしまった理由は子供にあります。だけれど「●●ちゃんが、●●しなかったからだよ」なんてことは、
言ってはいけません。
叩かれたことのショックは、大人が思っている以上に深いものです。
理由はいらないのです。叩いたことに対して「ごめんね」と心から謝り、ギュッと抱きしめる。
これが一番といって大切なことです。